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佐波理綴ができるまで

  • 01

    01撮影

    佐波理綴は、従来の織物と違い三次元に横糸を立体的に織り込むため、古典柄の平面的な文様だけではなく、実際の景色を表現することが可能です。ここでは、まず、図案の元になる、写真をプロの写真家と撮影に行きます。

    撮影
  • 02

    02図案

    撮影された写真をベースにして図案家の先生と帯柄にする為、綿密な打ち合わせをします。 経糸、横糸の数、組織、使う素材を考慮して図案に使える色数を計算しながら完成させていきます。

    図案
  • 03

    03紋意匠図

    織物の設計図に当たるもので方眼紙に図案を拡大して写し取り、何色もの色糸を使って、どのように織るか、ひと目ひと目丹念に塗り分けます。

    紋意匠図
  • 04

    04糸染め(経糸)

    先染の佐波理綴にとって図案とともに重要な作業のひとつで、経糸は、最高ランクの5Aから6Aの絹糸のみを使用。セリシンを残したまま染める生染めのため、熟練の職人のみが作業に当たります。

    糸染め
  • 05

    05整経(経糸)

    経糸の必要な長さと本数を準備する作業。佐波理綴の場合、4600本もの経糸が使われます。

    整経(経糸)
  • 06

    06糸繰(緯糸)

    出来上がった金銀糸、箔を扱いやすいようにして糸枠に巻き取る作業。佐波理綴に使用される緯糸は、絹糸はいっさい使用されないのが特徴で、完全な特注品の金銀糸、箔のみを使用致します。

    糸繰
  • 07

    07製織・検品

    綴織、唐織、経錦の組織をベースに、12件もの特許技術を使いこなし、本袋で織り上げる為熟練した職人のみが製織します。また、検品作業も光の種類によって見える傷が異なるため、自然光、白熱灯、間接照明と場所を変え、一越一越、組織と配色をチェックします。

    製織・検品
  • 08

    08最終整理加工

    一点生産が基本の為、織り上がった帯の最適な風合を一本一本吟味し、組織と材料を熟知した職人が蒸気を当てながら、整理仕上げをおこないます。

    最終整理加工